ヒロGです。
FX関連のブログをみているとEAについての情報が多くみられますね。
よく観察していると
①あるEAを推薦しているブログ
②あるEAを批判ばかりしているブログ
に大きく分かれます。
今回は②の批判ブログの記事内容を信じると危険である理由について解説します
・批判ブログを信じると危険な理由
・批判ブログの目的
・EAを選ぶときの着眼点
FX自動売買EAの批判ブログとは
批判目的のブログで使われるキーワードは
・詐欺EA、爆益詐欺EA、詐欺確定、詐欺案件
・破綻、破綻覚悟
・〇〇EAは稼げるの?
ただ、これらのキーワードはブログが検索上位に表示されるためによく使われるキーワードなので、「批判目的だけのブログ」でも「あるEAを推薦するブログ」でも使われます。
ただ、この2種類のブログ全体の記事構成をみると決定的に違います。

他社のEAの批判ばかりしていてネガティブな印象が非常に強いです。
ある人の他社EAを批判ばかりしているブログを1例にとって説明しますね。
驚いたのは、実績報告とあるので、「紹介したいEAのプラスの実績」と期待してみると、見事に裏切られました。

批判ばかりしているブログは、自分が勧めていたEAも急に危険なEAと紹介する可能性があります。
EAの結果は全員同じではありません。
・証拠金に対して初期ロットをどのように設定するか
・通貨ペアの選択(2つ以上の通貨ペアがある場合)
・自動売買EAのオンオフのタイミング
・損切の仕方
これらによって結果は異なってきます。
ですから、自分でEAの扱い方を間違え、約75万円損したのをEAのせいにしているように感じます。
その人のイチオシが急に大損させる危険なEAになる可能性がありますので要注意です。
他社のEAを批判する目的は?
目的はリスト集めです。
先ほども書きましたが、批判的なキーワードは検索されやすいので、そのブログで集客が好調になります。
人は損することを避けたい願望が強いです。
ですから、そのブログの情報にとても感謝する心理が働きます。
損することを避けることができたと勘違いし、そのブログのライターを信じ、LINE登録をしてしまうようになります。
LINE登録した人は、別のEAの紹介を受けたり、有料のEAなどを販売されることになるでしょう。
では、最後にEAを選ぶときに注意すべき点を3つ紹介します。
EAを選ぶときの3つのコツ
①MyFxbookの公開があるのか
②バックテストデータをしっかりみる
③EAの特徴を正しく理解
Myfxbookの公開
多くのEAがMyFxbookの情報を公開していません。
その中で、Myfxbookの情報を公開しているのは、かなり優良な案件といえます。
Myfxbookとは、
ご自身の海外FX口座と連携させることで、自動的にトレード成績を集計・分析することができるサービスです。
Myfxbookを利用することでMetaTrader4/MetaTrader5のレポートに記載されていないデータを集めることができます。
引用;FXPlus

EAの成績データが偽りなく取れるので、Myfxbookを公開しているEAは透明性では優れています。
Growth,Balance,Drawdownなどの項目をしっかりみましょう。
一例として、Pro TradersのMyfxbookのページを紹介しておきます。
こちらのリンクからです。
Myfxbookが公開されていない場合、MT4のデータがほしいですね。
スクショなど一部でなく、動画で公開されているものがあれば、全データをみることができます。
こんな感じです。
バックテストデータをしっかりみる
バックテストのデータは次の画像です。

バックテストはデータの取り方でいくらでもいいように作れます。
EAが優秀かを判断するのは
①プロフィットファクター
②最大ドローダウン
このあたりの数字をみましょう。
プロフィットファクターとは
総利益が総損失の何倍かを示すデータで、期待値。

プロフィットファクターが2以上あれば優秀です。
先ほども述べましたが、データの測定方法により、よく見せることが可能ですので、次の3点をチェックしたうえで、バックテストの信憑性を判断するようにしましょう。
①不整合チャートエラー
②モデリング品質
③スプレッド
①不整合チャートエラー
チャートのデータに抜けなどがある場合に表示されます。
不整合チャートエラーの値は、原則として「0」が望ましい。
最低でも「0」に限りなく近い数字であること。
詳しい説明はしませんが、大事なことは、この値が大きくなるほど信頼できないということです。
②モデリング品質
モデリング品質とは「バックテストの精度を%表示したもの」です。
1分足の場合は最高値で25%
他の時間足の場合は最高値で90%
※特殊なデータを使用した場合90%を上回ることもあります。
1分足のデータは信頼が全くできないので論外です。90%がでていると、この項目はOKです。
③スプレッド
スプレッドとは売値と買値の差で、通貨ペアやFX業者ごとに違います。

これを小さいほど、利用者は得をします。
このスプレッドを1とか小さい値をとっていると、バックテストデータをよく見せるためのものになります。
この3つの観点を抑えて、バックテストのデータが信頼できるか判断し、そのうえでプロフィットファクターやドローダウンの数字をみてみましょう。
EAの特徴を理解する
ユーザーの方が、どういうトレードをしたいのかをはっきりさせましょう。
多少リスクがあっても、ガンガン利益を取りたいのか。
ハイリスクハイリターン型を望むのか?
それとも、初めてFX自動売買EAを使うので、安全が最優先のローリスクローリターン型を望むのか?
自分の狙いにあったEAなのかを、EAの提供者(EAの紹介者)に尋ねて、納得のいく回答が得られた場合はOKですね。
巷で「○○EAは月利60%の爆益」などの宣伝文句だけに惑わされないようにしましょう。
まとめ
他社EAを批判しているブログはリスト集めが目的です。
なので、自分ですすめているEAも手の平をかえしたように批判してくる可能性が大きく、信用されない方が賢明です。
EAを選ぶとき、3つの着眼点を示しましたので、それを参考に自分の資産運用に合ったものを選びましょう。
私の紹介しているEAでは次のような分布になります。

上記のEAに関心のある方は
